研究室の合宿


金曜日から日曜日まで行われた危険な企画が終了した。
内容はすごくまじめな合宿である。
普段から行われている研究室会議の出張版である。
しかし緊迫度はかなり違う。
4年である、僕らにとって論文の行き先を決定する重要な会議である。
それゆえ、前の日は徹夜で作業となり、一睡もしないで合宿がスタート。
もちろんそれがスタンダード。
中にはもう合宿が折り返しているヤツもいる。(まぁつまり先に学校で合宿してた)
移動は車、よって爆睡となりそうだがそうはいかない。
4年は教授の車、それがこの研究室のルール。
寝れない、寝れない、というか落ちれない。
かなりヤバい状態で宿に。
宿の感想、マジでビビった。
もう到着かというところで見えたのは、廃墟。
入口とかベニヤで閉めてあるヤツ。
しかも、すごい坂で山に侵入。
頭に不安がよぎる。
そして到着。
そこにはすっごい薄いヴォリーム。???
しかも一層の建物。???
みんな入れないっしょ。
しかし、実は建物は三層、崖にへばりついていましたとさ。
建物にイン、一同声を失う。
???
よい感じで表現すれば、親戚のお婆ちゃん家、悪く言えば、言い尽くせないくらいというような状況。
カメラ持って行ったけど、撮るのもしのびないので、やめたくらい。
まぁ貸し切りだと言うから、(17人でいっぱい)中を探検、3分後終了。
せまっ、不安すぎる。
食堂があるという聞いていたが、ただの座敷、しかもそんなに広くない。
そして犬、しかも室内に。(食堂にいる)
あぁ僕のアレルギー原因がそこに元気よく。
何だか悲しくなってきた。
探検を終え部屋に戻ると、不思議なことに気付いた。
畳がちっちゃい、寝転んだら一畳からはみ出す???
通常一畳は長手で1820あるはず、僕はそんなにデカかったっけ?
もう1500くらいしかない気がする。
それで八畳とはひどいんじゃないかな、だって六畳くらいしかないもん、実際は。
そして襖が小さいの、だって幅500くらいしかないだよ、マジで。
それが四枚可愛く入っているの、まぁ部屋狭いから速攻外したけど。
かなりの不安を抱えながら会議をスタート。
が、スターと切れない、なぜならプロジェクターにPCから出力できない。
マジで準備悪いっす、先輩。
コード足りないっす。
それでも、予定を組み直してスタート。
こっからは眠気との戦い、いかに落ちないようにするか?はたまた自然に見えるようにするか。
結果、先輩ごめんなさい落ちちゃいました、許して下さい。
会議終了。
お風呂、お風呂。
どうやらここ温泉らしい。
意気揚々としてお風呂、いや温泉に。
もう言うまい、利用最大が4人とか、女湯がないとかは。
そういうことは気にしないことにしてお風呂に。(ちなみに一緒だったのは、先輩二人と助手さん)
浸かろうとしたとき、何じゃこりゃ〜、人を殺す気か。
熱いのなんの、表記をみたら78.6℃ですって。
洗い場のMAXは2人までなので、浸かれないお湯と格闘。
そのうち浸かれないまま洗う番に。
ここで救い、なんとシャンプーがあった、こんなところに。
洗い終わる頃にはお湯に入れるようになったので、入るとそれなりに気持ちよかった。
終わる頃には立ちくらみするほど浸かってた。
ダルいまま、第一回目の飲み会に。
8時くらいからスタートでエンドレスな感じでスタート。
そこでかわされるのは、すごくアカデミックな話からしょうもない話まで。
酔ってアカデミックなこというのはこの研究室の特徴でしょう。
あんまりついていかない感じで簡単に飲む。
しかし一生懸命に耳を傾ける、先輩の話は聞いとかないと。
そして気付けば朝。
寝たのは4〜5時の間くらいだったと思う。
しかも雑魚寝で。
それで朝は8:00起床。
10日から13日の朝までの合計睡眠時間2,3時間。