アドルフの画集 観た


あんまりメジャーじゃない映画かもしれないので簡単の設定を。
この映画は、悪名高きヒトラーナチスの指導者になる前の話である。
こういう話が好きな人は知っているかもしれないが、ヒトラーは最初画家になりたかったのである。
そして非常に美術が好きであった。
特に古典と呼ばれるものが(イメージとしてはローマやギリシャルネサンスぐらいの芸術を重い浮かべればいいと思う)。
そういう画家ヒトラー、画廊の主人と関わることによって芸術家として芽を出すというお話。
まぁ最後はちょっと違うが観てくれたら分かると思う。
感想を書くのが難しいのだが、けっこう共感できた部分がある。
話の途中、芸術家として作品に肉声を求められることがあるが、そうするとヒトラーはまったく書けなくなる。
きちんと自分と向き合っていないからだ。
そういう描写がすごく分かる。
かなりヒトラーは美という存在を意識するがあまり自分を見れなくなったいたところ、自分を表現といわれつらかったというわけなんだが、僕もどっちかと言うとそういう傾向があると思う。
そう、なんにも手が付けらんない状態。
そんな表現に関わる描写うまいと思う。
話が変わるが、画廊の主人の家は、有名なガラスの家である。たしかピエール・シャロウという人が作ったと思うが、良質なモダニズムがそこにある。
そういう点でみればそこにおいてある家具が曲線を主としたロココ調のものなどがおいてありそれも不思議な感じだ。
付け加えるなら、そのような家具に混じってブルーチェアーなどに代表されるモダンな家具もあった。
映画全体にすごくセットがうまいと言った印象である。
そういうのも楽しめる映画である。
今回は褒めまくってしまった。