SEEDをコンプ [DVD]" title="機動戦士ガンダムSEED 13 [DVD]" class="asin">


簡単に言えば、前半だらだら、中盤総集編多し、後半ダッシュと言ったところだろうか。
最終的な戦闘では色々なことが解決に向かうのだが、まだ依然として謎は多い感じ。
このことが続編で明らかになるとうれしい。
とにかく気になることが多い設定であり、そこが最大の魅力である。
やはりガンダムだけあって背景には思想的なものがしっかりある。
ここで詳しく書くとやたら書きたいことが多くなるので少し考察した部分を。
SEEDの中に出てくる中立国オーブは明らかに日本を意識している。
まず、技術力が半端ない。
宇宙船が、クサナギだ(しかも形は剣そのモノ)。
所有のマスドライバー(宇宙に飛び出すための装置)が、カグヤだ。
立派な理念がある。
と言った点が日本を思わせる。
大きく違う点は、オーブは理念のために武力行使も辞さない、日本は理念はあるが一人で突き通せない。
この点が非常に示唆的だと思う。
話の中で結局オーブは連合に負けてしまう(もちろん最初から分かっていた、人々を批難させ、そして最大限外交努力をしたなだけども)のだが、理念は決して曲げなかった。
こういう姿勢が今の日本に必要なんじゃないかと言っているような気がする。
できれば剣なんて飾っておきたい、しかしそれを本当に飾りにするのはよくない、それこそただの虚飾にすぎない、剣は使える前提があってこそ剣なんだ。
力だけでも、思いだけでもダメなんだ、両方あってはじめて実現できることがあるんだ、と熱くなって締めくくりたい。